「other」「another」の違いを図表でスッキリ解決！

other も another も日本語では「他のもの」という意味になってしまいます。

さらに、特定を意味する the がついたり、other が複数形の others となることで、

意味は変化し、多くの英語学習者が悩む言葉です。

other と another の用法と意味の違いを図と表でスッキリまとめました。

another, other, the other, others, the others…たくさんありますが、まず特定のモノを指すのかそれとも不特定のモノを指すのか、それから単数のモノを指すのかそれとも複数のモノを指すのか、をしっかり図でまとめてみましょう！

another の使い方

another は an と other が一語となった言葉です。「もう一つの、別の一つ、追加の一つ」という意味で、単数で不特定のモノを指します。あるモノがすでにあり、そこに「追加でもう一つ」というニュアンスがあります。

I dropped my fork. Could I have another one?

フォークを落としてしまいました。もう一つもらえないでしょうか？

I would like another cup of coffee, please.

コーヒーをもう一杯いただきたいです。

other / others の使い方

other / others は特定の意味の the がないので、不特定のモノで、数も漠然としています。

また、the others は「残りの全て」を指すのに対し、other / others は漠然とした「他のいくらか」「残りのいくらか」を指します。

I will check out other places.

他の場所を見てみる。

The movie you recommended me was fantastic! Can you recommend others like it?

君がオススメしてくれた映画はすごくよかったよ！他にもいくつかオススメある？

Some might know him as a physicist, others might know him as a black belt martial artist.

彼を物理学者として知る人もいれば、彼を黒帯の武闘家として知る人もいる。

the other / the others 使い方

the other は「残りの一つ」の意味を表します。the があるので特定の一つを指します。通常二つのものを話す際に多く用い、最初に選ぶモノが one、残りのもう一つが the other となります。

the other の複数形は the others で、意味は「残りの全て」です。同じく the があるので対象のモノは特定されます。

（＊）the other と the others 両方とも「特定の残りの全て」という意味で覚えておくとスッキリします。ただ、その残りが単数もしくは不可算名詞の場合は the other を用い、一方でその残りが複数ある場合は the others を用います。

I have two pens;one is black and the other is red.

私はペンを二本持っています。一つは黒で、もう一つ（残り）は赤です。

I have four sisters. One is in Seattle, and the others are in California.

私には姉妹が４人います。一人はシアトルで、残りはみんなカリフォルニアにいます。

いかがでしたか？「another」「other」「the other」の使い分け方のコツが掴めたではないでしょうか？

＼応用フレーズ「one way or the other 」を動画で聞いてみよう！／