栃木県の 那須に「黄金の巨大神像」と呼ばれるひときわ異彩を放つ巨大モノの珍スポットがあると聞きつけてやってきた。
正式名称は「神命大神宮 那須別宮」
天照大御神を始めとする様々な神様をお祀りする神社のようだ。
観光サイトで巨大神像なるものをチラ見しただけで既にテンションが上がりまくっているので、実物を早く見たくて仕方がない!
気を落ち着かせて入口へ向かう。
なになに?「神が命を委ね給う宮」
ん?意味がわからないぞ?
文法がおかしくないか?何を意味しているのだ?
神そのものが命を委ねているのか、我々の命が委ねられているのか…
とか考えてたら、この段階で既に頭頂部がチラ見してはりますやん!
いけません巨大神像様!少しはみ出していらっしゃいますよ!
ご登場が早すぎです!まだ敷地の中にも入ってないんスから!!
ふぅ、気をとりなおして鳥居をくぐり、受付で拝観料1000円を支払おうと思ったら
…!!
早くも黄金ボディの一部がっ!!
い、いけません!巨大神像様!
まだお出ましになられてはなりませぬ!!
お楽しみは最後に取っておきたいのが人情でございます!!
再び気をとり直して受付で拝観料を支払うと、順路に従ってお参りくださいとの案内を受ける。
どれどれ、順路通りでいけば黄金の巨大神像様は6番目になるな。
えーと順路1は、と…
…ん!?
じゅ、順路1は巨大神像様の前を通過しないといけないではないか!!
いやぁ、これは想定外だ。
できる限り巨大神像様を見ないようにして巡ることにしよう。
と思ったけど、
あかーーーん!!!
否が応でも巨大神像様が視界に入ってくる!!
放ってるオーラがもうハンパないっすよ…
黄金の巨大神像自体の異物感もさることながら、後ろの岩の巨大さと手の込んだ作り物感がオーラに拍車をかけている。
順路としては後半なので、じっくり堪能するのは後ほどとしよう。
順路1 建御雷 男神
聞き覚えのある名前だ。競走馬の名前にもなっていた。競馬実況で何度も聞いたな。
順路2 天宇受売命
この神社のモチーフになっている有名な神話の天岩屋戸のエピソードに登場する、踊りを全裸で舞ったお方がアメノウズメだ。
順路3 瓊瓊杵命
天照大御神の孫にあたるが、写真を撮り損なった。その横に立派な土俵がある。奉納相撲が執り行われたりしているのだろうか。
順路4 思兼之神
灯篭の企業キャッチコピーが味わい深い。
順路5 二見岩
二見ということは、伊勢の 夫婦岩をモチーフにしているのだろうか。
形状が少し中途半端のような…
谷間にうまーく水面がくれば、夫婦にならないこともないかな?
順路6 天手力男命
いよいよやってきました順路6!
どデカい巨大神像さんはあくまでも タヂカラオのイメージ像であり、本物はこのお社の中に祀られているという訳ですね。確かに、 神道には 偶像崇拝の概念は無いからな。
そしていよいよココで見上げますよ!
デーーーーン!
デーーーーン!
デーーーーン!
いやぁ〜圧倒されます。この非現実感、ハンパない違和感がシビれます!
左サイドからもなかなかの迫力。
iPhoneカメラの露出、ホワイトバランスがズレるので黄金の色合いが変わってしまう…
このポーズ、天の岩屋に隠れたアマテラスを引っ張り出すために、岩戸に手をかけて待ち構えているシーンを偶像化しているんだな。なんとも凛々しいお姿です。
実況7.8 御神水
左手の指の間から溢れ落ちてくる御神水を飲んだり、お金を洗ったりすると御利益が得られる。
手がデケェ!
順路9 天照大御神(岩屋のシーン)
いよいよ体内に突入。
最上階に 天照大御神がいらっしゃるらしい。
この入口のアトラクション感がワクワクさせる。
中に入るとエレベーターが。
ビデオルーム、映画館だと??そいつぁ気になるが、とりあえず屋上を目指すべく4階へ。
4階からは階段で屋上へ。
いらっしゃいました、 主祭神・ 天照大御神
やはり岩屋に隠れていらっしゃる状態なんですね。
なかなか凝った演出です。
色々とお祈りさせていただきました。
さて、ここはこれで終わりではない。
見上げると展望台が。階段を上ると タヂカラオのてっぺんから下界を見下ろせるのだ。
この階段、かなり恐ろしいぞ。
これが展望スペース。
思った以上に見渡せるので、とても気持ちが良い。
真下はこんな感じ。
頭頂部が見える。高くて怖えぇ!
ひとしきり楽しんで下階へ。
行ったタイミングでは、ビデオも映画も上映されていなかった。言えば見せてくれるのかな?
拝観料は1000円と少し高かったが、この非現実空間は一見の価値がある。
出来もいいし、清掃もメンテも行き届いているし、展望台からの眺めも爽快。
珍スポット好きの方はオススメです。
ていうか珍スポットとは言うものの、神々を祀るきちんとした神社なのでマナーを守ってきちんとお参りしましょう。
那須エリアは意外にも巨大モノ、レトロモノなどなど珍スポットが目白押しだった…
美味しい写真スポットが多いので、くれぐれも時間に余裕を持って訪れてください。